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次亜塩素酸(HOCI)は、次亜塩素酸ナトリウム(NaCIO)とは全く異なる成分です。
酸性電解水は酸性度によって強酸性電解水(pH2.7以下)、弱酸性電解水(pH2.7~5.0)、
微酸性電解水(pH5.0~6.5)に3分類されます。
その中でも微酸性電解水であるアクアハートは高い除菌効果を持ちながら
臭いがほとんどなく肌にもやさしいのが特徴です。
※微酸性電解水(アクアハート)
pH5~6.5の微酸性電解水は塩素ガスの発生を心配することなく使用でき除菌効果の基となる次亜塩素酸を最も多く含んでいるため安全かつ効率的な除菌が可能です。
※次亜塩素酸ナトリウム溶液
次亜塩素酸比率が5%程度のため、除菌効果を上げるためには200ppmなどの高い濃度が必要となり、塩素臭などの問題が発生します。
アクアハート(微酸性電解水)は、うすい塩酸(濃度3〜6%)のみを原料とし、
Na(ナトリウム)成分を含まないため残留物(塩)の析出は殆ど認められず
(水道水と同等)、金属へ影響(塩害腐食等)や廃水に伴う環境への負荷も
水道水と同等レベルで安全である。
ASTM(世界基準)に則り、約29㎥の空間に連続的に供給されたウイルスに対し、
超音波加湿器で霧化された微酸性電解水を噴霧・拡散させると、
60分後には99.9%以上のウイルスを不活性化できる事が認められた。
次亜塩素酸(HOCl)は経時とともに徐々に有効塩素濃度が低下していくので、スプレー製品については製造日を基準に開封後は早目に使いきるようにし、夏場等の高温・多湿環境下では冷蔵庫での保管を推奨
濃度3~6%の薄い塩酸(HCl)のみを原料に無隔膜の電解槽で電気分解して高濃度の次亜塩素酸(HOCl)を作り出し、それを水道水(原水)で実用濃度(食品衛生法で定義された範囲の濃度)まで希釈して生成
※次亜塩素酸(HOCl)は人間の体内(白血球)でも生成され、体内に侵入した菌やウイルスとの戦いで活躍
食品衛生法 第125号 『(微酸性)次亜塩素酸水』
※「微酸性電解水」とは、2002年6月10日に官報第3378号で公示される(食品添加物殺菌料に認可・指定される)前からの通称用語
・有効塩素濃度:10~40mg/kg
・㏗(ペーハー):5.0~6.5
※2002年6月10日に認可された当初は、食品の味や香りを損ねず殺菌できる濃度である10mg/kgを下限値、それ以上に濃度を高くしても殺菌力の向上が期待できない30mg/kgを上限値としていた。
その後、塩酸に食塩水を加えた原料の微酸性電解水も食品衛生法で認可され、現在の有効塩素濃度は10~80mg/kgの範囲となっている。(pHは変わらず)
塩酸(指定原料)を
無隔膜の電解槽で
電気分解
有効塩素濃度と
㏗を定性分析
微酸性電解水
(アクアハート)
完成
化学式
2Cl → Cl2+2e Cl2+H2O → HOCl+HCl
濃度3~6%の塩酸がポンプを経由して無隔膜の電解槽に供給されて
電気分解され、主配管の水道水と希釈・混合されて微酸性電解水
(有効塩素濃度:10~40mg/kg、㏗:5.0~6.5)が生成
次亜塩素酸(HOCl)は経時とともに徐々に有効塩素濃度が低下していくので、
10Lや20Lの業務用(お徳用)サイズでも付属のチェックペーパーで効能の
度合いを確認しながら早目に使用していく事に留意し、最長でも製造日から
1年以内※で使い切るようにしてください。
※但し、チェックペーパーでの確認結果(色が青紫に変わるか・変わらないか)
による判断を優先とする
また、ハンドスプレー製品については開封後は早目(1~2ヶ月程度を目安)
に使いきるようにし、夏場等の高温・多湿環境下では日々の使用後に
冷蔵庫での保管を推奨します。
食品衛生法に基づく「食品製造用水(飲用適の水)」に関する分析試験結果